食べ応えのあるサイズも好評
朝食にトースト、おやつにデニッシュ、週末のブランチにキッシュはいかが。寒さ厳しい季節も、おいしいパンが毎日の食卓を彩ります。
「目指すのは、毎日食べても飽きない普段使いのパン屋さん。地域に愛され続ける店でありたい」と、地名をそのまま店名に掲げ、さいたま市役所の東向かいに3年前にオープンしたurawabakery(ウラワベーカリー。浦和区仲町4の2の14。電048・838・3767)。見過ごしそうな小さな看板、白い壁に大きく開いた窓が印象的です。店内もすっきりシンプルな作り。コの字型に配置された棚に、毎日約60種類のパンが並びます。
デニッシュ系、ハード系、総菜パン、食パンと「どれも偏りなく人気があります。1個が大振りなので『食べ応えがある』と男性客も多く、子どもから高齢の方にもハード系が好評なのは嬉しいですね」とオーナーシェフの鷲見泰平さん。バゲット、バタール各270円は20時間かけて発酵させて小麦の甘みを引き出した自信作。軽くトーストすると、外側のパリッとした食感と香ばしさが楽しめます。不動の一番人気の食パン1斤240円は、耳まで軟らかく食べやすいのが特徴で「砂糖は控えめ、バターと牛乳の自然な甘さが好評です」。日替わりキッシュは400円。取材日は「ゴルゴンゾーラとポテト」でした。あめ色玉ネギとホクホクのジャガイモにゴルゴンゾーラチーズのリッチな味わい。土曜は2種類用意しています。
天然酵母パンは曜日ごとに種類が異なり、月・水・金曜はカンパーニュやチェダーチーズ、火・木・土曜はクランベリー、フィグノワなどが登場します。デニッシュ系の今の時季のお勧めは“リンゴ”。歯ごたえのあるリンゴをキャラメリゼしてのせたデニッシュ「アップル」、青森県産ドライリンゴを使った「クイニーアマン」各240円、甘酸っぱいリンゴのピューレを閉じ込めたアップルパイ「ショソンポンム」250円などが並びます。
「飽きないように、随時新作を出しています。ぜひチェックしてみて」と鷲見さん。営業午前8時~午後6時。日曜、第1・3水曜定休。